Fear of Failure Parnell Hall
2019年5月10日、長年の懸案「Knock Down」を読み終え、16日にビートルズ・ストーリーを読了したところまでは絶好調だった。
ところが、18日に早稲田大学エクステンションセンターの浮世絵講座が始まり、すっかり浮世絵にハマり込んでしまった。
26日の演奏会に向けたピアノ練習もしなければならず、でも25日に駆け込みで千葉市美術館の浮世絵展に行ったりして、バタバタとした日々を送ることになった。
そうこうしているうちに、100万語多読開始以来初めて、読書の意欲が全然湧かなくなってしまった。
日本語の本ですらほとんど読まないという、一人活字離れ現象。
サラ・パレツキーの長編を一旦諦め、イヴァノヴィッチの中編も読む気にならず、GRの『高慢と偏見』も続かず、別のGRを本屋に探しに行く気にもならない。
仕方がないので、昔好きだったパーネル・ホールの短編に救いを求め、何とか読み終えた。
パーネル・ホールのスタンリー・ヘイスティングスシリーズ、まだ続いていたんだなあ。
もはやハヤカワミステリ文庫に新作が訳されて並ぶこともなくなってしまっているのだが。
短編のせいか、昔読んだ長編ほど笑える箇所は盛り込まれていないが、それなりに楽しめた。
なるほど、そういう理由で人を殺すこともあるのね。人間というのは厄介な存在だなあ、というのが今回一番の感想。
さて、次はどの本にしよう。候補が思い浮かばない。困ったなあ。