『多読計画』断片

英語100万語多読の励みにしていた『多読計画』のサイトがなくなってしまったので、仕方なくはてなに来ました。地道に積み上げた読書記録で救えた記事はゼロ、下書きが7本残っているだけです。あー残念。これからまた少しずつ記事を増やすつもりです。・・・・といっても自分以外の人にとっては読む価値なしですが。

10.ウィンクでさよなら 沢田研二

男性アイドルには、元々あまり興味がない。
特に韓国出身の若い男性アイドルは、とても嫌いですぐチャンネルを変える。
何か気持ち悪いんだよね。お前、プーチンを見習え!
 
そうした男性アイドルの中で、桁違いにカッコイイとか、同時代のアイドルに比べて明らかに格が一つ違うとか、興味があろうとなかろうと、注目せざるを得ない存在がある。
その一つの例が、70年代の沢田研二の、比類なきハンサム、比類なきカッコ良さだ。
郷ひろみ西城秀樹フォーリーブスも人気絶頂だったが、沢田研二は彼らとは次元が違っていたと思う。
同じく70年代にはもう一人、女性歌手の方にも次元が違う超美人がいたのだが、そちらはまたいずれ書く。
 
さて、沢田研二の代表曲を一つ選ぼうとすると、リアルタイムでも好きだった『危険な二人』『時の過ぎゆくままに』『TOKIO』が候補になる。
もちろん、それら有名曲でも全然悪くないのだが、ヒットしなかったけど自分はとても好きだったのが『ウィンクでさよなら』で、代表曲はこれにした。
今ならAmazon Musicで好きなだけ聴けるが、私の記憶では、歌番組でこの曲を視聴したのは一回だけしかなかった気がする。
でも一回で十分だった。
 
2018年秋、沢田研二は客の入りが少ない公演を直前キャンセルし、大きな話題になった。
マスコミやネットの一般的な論調は、「プロ失格」というものだ。
もう当たり前すぎて、よくまあそんな当たり前なことをさも偉そうに、お前恥ずかしくないのかよ、という感じの意見。
で、意外だったのはファンのおばさん達が、怒るなどという単純な反応ではなく、これまでの長い付き合いからジュリーにはこういうのが時々あるんだ、と認識していたこと。
年季が違うんだなあ。さすがジュリーファン。
 
部外者である私も、昔から沢田研二沢田研二ファンなど眼中になく、一々機嫌取りをしない王子様、という印象を持っていた。
舞台から客に、「黙れ! 嫌なら帰れ!」なんて、今のアイドルにはこんな人いないよね。
沢田研二の若い頃の美の魔力は、ファンにからみ付いて50年も続いているのだった。