『多読計画』断片

英語100万語多読の励みにしていた『多読計画』のサイトがなくなってしまったので、仕方なくはてなに来ました。地道に積み上げた読書記録で救えた記事はゼロ、下書きが7本残っているだけです。あー残念。これからまた少しずつ記事を増やすつもりです。・・・・といっても自分以外の人にとっては読む価値なしですが。

Knock Down  Dick Francis

(2019年5月10日読了)

『Mr. Monk and the Two Assistants』は買ってから4年9か月後に読了したが、この『Knock Down』はさらに上を行き、最初の購入から29年後に読み終えた。
積読にも程がある。まさか読了する日がくるなんて、思ってもみなかった。
Mr.Monkと同様に、これも全て英語コーチの奥山さんのお陰です。本当にありがとうございます。

1990年頃、ディック・フランシスの競馬シリーズを読んでみようと思い、書店で見比べた末、最初に買ったのが『転倒』だった。
読んでみたらあまりに面白く、何度も読み返しては感心したり笑ったりしていた。
そのため29年経った今でも、かなり細かい点までストーリーや登場人物を憶えている。
というわけで今回に限り、英語版を読んでの評価に過去の思い出を加味して、文句なしの星5つとする。

『転倒』は当時、書店で何冊も買って友人・知人の誕生日にプレゼントしていた。
今では人に本を薦めるなんてまずあり得ないのだから、若い頃は周囲の人との距離が近かったのだなあと思う。何か自分でない、違う人の行動のような気がする。
ちなみに読んでくれた人の反応は、高評価が1名、何だかよく判らなかったが1名、という感じだった。

もちろん自分では最高評価の本なので、英語なんか読めないくせに、勢い余って原書(ペーバーバック)も買ったりした。
もうそのペーバーバックは、今ではどこにしまったのか、さっぱり見当たらなくなってしまった。
そのため今回はKindle版を買い直している。Kindleで読了という事にも、地味に29年の時の流れを感じる。

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【メモ】主人公ジョウナに対する発言
<Chapter8> Nicol(ライバルジョッキーだった若者)
I'll tell you ... I learned from you.
I learned not to go around squealing when things weren't fair ...
I learned to shurug off small injustices and get on with the next thing and put my energies in the future instead of rabbiting about the past.
I learned not to mind too much when things went against me.
And I reckon I owe you a lot for that.

<Chapter11> Wilton Young(地元ヨークシャー出身者しか信用しないオーナー)
No, lad, you buy me a good horse and I'll overlook you being born in the wrong place.

<Chapter13> Fynedale(敵)
Reckon I can trust you. And that's a bloody laugh, for a start.